三連休の初日は青空が澄み渡ります。
〜わらすすき〜
朝一、中辺路のお客さま宅の帰り道で、昔を懐かしむわらすすきを見つけました。
昔は田んぼの中のごくありふれた風景で、初冬の風物詩でしたが
今は殆ど見られることはありません。
わらすすきは稲刈りをして脱穀したあとの稲わらで、屋敷わらや畳の床敷き
わらぞうりや、お正月飾りのしめ縄、細かく刻んで家畜の肥料など、先人の知恵で
様々に使われていたそうです。
この地方では、田んぼの中で積み上げられたわらすすきが発酵し
そのまま堆肥として使われたり、わらすすきの中に渋柿を入れ数日置くと
甘く熟したおやつになり、美味しくいただいたそうです。
昔、田舎のおばあちゃんちで、畳の下敷き(通気性と冬は暖を兼ねていたのかな?と考えます。)や
鶏の餌に混ぜていた記憶が蘇ります。
消えゆく農村風景、大切なものとして、できれば残していきたいものですね。