早朝の庭は涼しいのに、また今日も暑い一日になりそうですね。
早く涼しくならないかな〜
バラの事。
今年の我が家の天敵はハダニです。
庭全体がハダニに犯されてしまい、大方の葉は汚く黄変しています。
軒下は早い時期から葉水(はみず)を行ってきましたが、露地植えにこれだけの被害が出るとは考えず
カサカサした、生気のない葉を見るたび悲しくなります。
ハダニに犯された葉
せっかくの消毒が水の泡です。
ハダニは20~30度と気温が高く、乾燥した環境で増殖します。
発生時期は3~10月で梅雨明け頃から増えはじめ、夏場にピークを迎えます。
1匹のメスが50~100個ほどの卵を産み、10日ほどで成虫になってまた次の卵を産むので
どんどん増えていきます。
ハダニは葉裏に寄生して汁を吸うため、葉の表面から見ると、吸われた部分の葉緑素が抜けて
針先でつついたような白い小斑点を生じます。
被害が進行するに従って葉色は悪くなり、葉色もさえないため美観が損なわれます。
住友科学園芸より
対策としてはハダニは水に弱いので、こまめな葉水が一番効果的だと考えます。
7月からは毎朝夕2回の葉水を心掛け、それ以降の被害は最小限で留まっていますが
庭のほうは東向きで半日陰のため、夕方の葉水が乾ききらなかったのか
一週間ほどで黒点病が出はじめたので、慌てて朝1回の葉水に戻しました。
チアーズ前は西日が当たるので、そのまま朝夕2回の葉水を続けています。
殺ダニ剤はコロマイトが良く効きますが、使用回数が年2回と少なく
同じ薬剤を使用し続けると、世代交代によって抵抗性をもたれて効きにくくなるので
ハダニが発生した場合は、5日置きに3回ほど、薬剤を変えながら散布します。
参考程度に、殺ダニ剤はコロマイトの他、バロック、ダニ太郎、粘着くん、ハッパ乳剤などがあります。
粘着くんやハッパ乳剤は、でんぷん、なたね油からできている天然成分の薬剤なので、使用回数も無制限。
ハダニ予防に時々散布してもよいかも知れませんね。
ハダニは、卵や成虫の状態で越冬するので、今年の冬は殺ダニ剤も散布しようと思います。