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ハダニの事

Posted by on 2016年8月4日

 

早朝の庭は涼しいのに、また今日も暑い一日になりそうですね。

早く涼しくならないかな〜

 

バラの事。

今年の我が家の天敵はハダニです。

庭全体がハダニに犯されてしまい、大方の葉は汚く黄変しています。

 

軒下は早い時期から葉水(はみず)を行ってきましたが、露地植えにこれだけの被害が出るとは考えず

カサカサした、生気のない葉を見るたび悲しくなります。

 

ハダニに犯された葉

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せっかくの消毒が水の泡です。

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ハダニは20~30度と気温が高く、乾燥した環境で増殖します。

発生時期は3~10月で梅雨明け頃から増えはじめ、夏場にピークを迎えます。

1匹のメスが50~100個ほどの卵を産み、10日ほどで成虫になってまた次の卵を産むので

どんどん増えていきます。

 

ハダニは葉裏に寄生して汁を吸うため、葉の表面から見ると、吸われた部分の葉緑素が抜けて

針先でつついたような白い小斑点を生じます。

被害が進行するに従って葉色は悪くなり、葉色もさえないため美観が損なわれます。

住友科学園芸より

 

対策としてはハダニは水に弱いので、こまめな葉水が一番効果的だと考えます。

7月からは毎朝夕2回の葉水を心掛け、それ以降の被害は最小限で留まっていますが

庭のほうは東向きで半日陰のため、夕方の葉水が乾ききらなかったのか

一週間ほどで黒点病が出はじめたので、慌てて朝1回の葉水に戻しました。

チアーズ前は西日が当たるので、そのまま朝夕2回の葉水を続けています。

 

殺ダニ剤はコロマイトが良く効きますが、使用回数が年2回と少なく

同じ薬剤を使用し続けると、世代交代によって抵抗性をもたれて効きにくくなるので

ハダニが発生した場合は、5日置きに3回ほど、薬剤を変えながら散布します。

 

参考程度に、殺ダニ剤はコロマイトの他、バロック、ダニ太郎、粘着くん、ハッパ乳剤などがあります。

粘着くんやハッパ乳剤は、でんぷん、なたね油からできている天然成分の薬剤なので、使用回数も無制限。

ハダニ予防に時々散布してもよいかも知れませんね。

 

ハダニは、卵や成虫の状態で越冬するので、今年の冬は殺ダニ剤も散布しようと思います。

 

 

 

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